当院の診療内容
1)一般眼科
目がころころする、ショボショボする、あるいは見えにくいなど目にまつわる病気をしらべます。それらには何かの原因があるはずですので、それらを調べ、説明し、患者さんそれぞれにあった治療を提案します。
2)白内障について
残念ながら年齢とともに白内障は進行していきます。手術をするかどうかは、仕事・生活・趣味・家庭環境によってもかわってきます。それぞれの方に合わせた治療を考えていきます。
3)緑内障について
緑内障にはいろんな種類や原因があります。人によって進行の程度が違います。まずは今の状態(原因も含め)を知るのが1番目。次に進行の程度を知る(もとの未治療の眼圧、目薬でどのくらい眼圧がさがったのか、視野どの程度の期間で進行しているのか、他に原因がないのか)。そしてそれに対して対処する(どこまで眼圧を下げるのか、それで進行が止まったのか、目薬の変更や増量は必要はないのか、レーザーや手術をする必要がないのか)必要があります。100人の方がいたら、100通りの緑内障があります。経過をみるのも治療も長い時間が必要です。長い付き合いになりますので、人として合う合わないは大事な要素になってきます。信頼してもらえなければ治療もうまくいきません。そんなことを考え診療をしております。残念ながら私とあわないなぁという方は、お伝えできれば信頼できる先生のもとに紹介させていただきます。データの出し惜しみはしませんし、怒り狂ってあばれまわることもありませんので心配ありません。(あわない先生と治療を続けるのは、結局治療の遠回りをすることになり、治療が後手後手になります。我々の目標は患者さんの視野を生きている間に困らないように維持することです。)
当院で行っている検査
- 視野検査 (見えている範囲をしらべる検査。ハンフリー静的視野検査・ゴールドマン式動的視野検査:緑内障や脳梗塞など)
- OCT (網膜の厚さや構造をしらべる検査:糖尿病網膜症などでは網膜に腫れがでてきたりするのでそれが画像でわかります。緑内障では神経が少なくなってきますので神経の厚みをしらべると初期の緑内障でもわかることがあります)
- 内皮スペキュラ (角膜の内側の内皮細胞の数を調べる検査:ぶどう膜炎や角膜の病気など)
- 超音波検査(超音波(エコー)で目の中を調べる検査:網膜はくり、ぶどう膜炎、高度の白内障など)
- 眼軸長検査(レーザーで目の長さを測ります:白内障、閉塞隅角緑内障など。当院では高度の白内障にも対応できるよう超音波での眼軸長検査も行うことができます)
- 蛍光眼底検査(造影剤で網膜の血管をみる検査:糖尿病網膜症、加齢性黄斑変性症など)
当院で行っている手術や手技の一部(すべて日帰り手術です)
- 白内障手術
- 緑内障手術(トラべクレクトミー、トラベクロトミー)
- 眼内レンズ縫着術
- 内反症手術
- 翼状片手術(有茎弁移植、若年性に対してはマイトマイシン併用)
- 結膜弛緩
- 硝子体注射(ルセンティスなど)
- テノン嚢下注射、結膜下注射(ステロイドなど)
- 涙点プラグ挿入、外科的涙点閉鎖術
- 網膜光凝固
- 選択的レーザー線維柱帯形成術(隅角光凝固)
- レーザー虹彩切開術